浜話2話  菊元プロと野池
滋賀県の琵琶湖外来魚リリース禁止の意見募集の締め切りが終わりました。
これからはきっと私たちの気持ちと逆行して、今までと違った環境に「バス釣り」は置かれるのかもしれません。
しかし、皆さんのバス釣りを大事にしていきたいという気持ちがあれば、きっと良い方向にもっていけると思います! 釣り人の気持ちは釣り人にしか守れません!
パス釣りをずっと楽しんでやっていけるように皆で頑張っていきましょう!
今回の「浜話」はちょっと古いお話になってしまいますが
ちょうど一年前の今頃に、エバーグリーン社の菊元プロと一緒に地元野池で釣りをした時のお話です。
この時期の釣りの参考になれば良いのですが...(^−^)
名古屋の方はご存知だと思いますが愛知県の知多半島には数百個の野池が点在しています。
菊元プロは業界の週刊新聞「ルアーニュース」の取材ではるばる?
みえたのですが、その案内役として私が同行することとなったのです。
7月の野池と言えば田畑に水を取られ、空梅雨の為に大減水する池がほとんどで、
昼間の気温上昇とともに水温も上昇し、元気な小バスくんは釣れてくれますが、
デカバスとなるともうこれはかなり難しくなります。
しかし、菊元プロといえばヘビータックルでデガハスハンターの異名をとっている位ですから、
それなりのサイズを取材側も要求してくる筈...。
案内役とはいえ、結構なプレッシャーでした!
取材前日、1週間前のプラでデカイのが釣れたコンディションの良い池や
野池ガイドの伊豫部くんの「この時期の野池でデカバスはきついっすね」という言葉に同意しつつ、
彼にも協力してもらって、いくつかピックアップ。
取材当日、1番コンデイションの良い野池の近くで待ち合わせをして、朝5時スタートが、遅れて6時にスタート!
晴天と無風状態の中で6時で既にじんわりと汗が出る程の暑さ。
菊元プロのタックルはガニングシャフトと20LBフロロ、
ブッシュマスターラバージグにビッグダディと
菊元プロらしいリグでインレットまわりや沖のクイ、芦際を
テンポ良く打っていきます。
やっぱり、野池の鉄則で岸際には立たず、
5mほど離れた所から打っていきます。
そのキャストは正確で、しかも着水音は激静か!!
しかし、バイトはなく「おいしいとこだけ打って、移動していきますわ」と、15分ほどで他の池へ移動。
2つ目の池は僕もよく行く池で50UPの実績ありありの池。
釣れれば40UPという池なので「時間の早い、まだ釣れる時間帯に釣って欲しい」と願いながらポイント説明。
少し下水気味でしたが、先週のプラでも何本か40UPが釣れたので大丈夫と思いながら実績のあるポイントをスピナーベイト、ラバージグと攻めていきますが残念ながらノーバイト。
インレットからの水の流れもない為、やむなく30分で移動。
「もう、8時前!朝一でいい魚がでないとやばいなぁ」と思いながら、日差しも強くなってきたので
次の池はフロッグゲームメインの知多市の池へ。
フロック゜も菊元プロが得意とする分野なので、期待しつつ到着。
運良く先行者もなく、更にインレットからは水がゴウゴウと音をたてて流れている為
ますます期待が高まる。
菊元プロも「この池はええ感じですわー」とのりのり!
インレットにプロフェッショナルジグをキャスト1投目で「食ったー!」と、ごぼう抜き!
35cm前後と小さいながらも知多のバスがようやく釣れてひと安心。
写真を何枚かとったあとはキッカーフロッグを投げまくり!
ガバッ、ゴボッと魚は出るもののなかなかフッキングまで至りません。
ちなみにタックルは、トライアンフにPEの60LBという超ヘビータックル!
この池はかなり小さい池なので対岸のアシに届くのですが、そこはやはりプロの技で
わざとアシや枝にひっかけたり、スキッピングでフロッグをオーバーハングに入れたりと
ミスのないキャストを繰り返しますが、なかなか魚はのりません。
「ここはもう一度夕方に来ましょう」と言って移動。
その後2つほど池を回りましたが、先行者がいたり水がほとんどなかったりではやくも正午。
Mバーガーで昼食をとりながら作戦会議。
とりあえず、コバスを釣りながら大きいバスも釣れる所へ行こうということになり
一気に南知多(知多半島の先端近く)まで南下。
山間の野池で午後の部スタート。
ここでは、コンバットルアー「バンビーノ」(当時はまだプロトでした。最近製品化されましたね!)が
大活躍!夏の真昼の野池はやっぱり虫系ルアーがよいです。
パカパカ釣れますが、サイズは30cm止まり。
池を1周したところで、スピナーベイトのバジングでもかなりの魚がアタックしてきますが、
どれもマメサイズ。
仕方なくまたまた池を移動。
数ヶ所回りましたが、サイズが伸びないので朝よさそうだった池に戻ることに。
この池で初めてワームを投入。ノーシンカーでスローに釣るとすぐにアタリがありヒット!
「ええサイズや」とやりりとりをするも、痛恨のラインブレイク!
その日に初めて使ったスピニングは「ワールド山中湖戦のままの3LBで、ラインチェックも忘れとった」とのこと...。残念!
ラインチェックをして再び同じポイントに。
そのポイントは朝来たときは水の流れがなかったのですが、その時は、チョロチョロと水が動いていて
その1mほどの間に入っているゴロタ石を菊元プロはじっくりと攻めています。
たった1度でこれほどバスのつき場をつかむのが早いのは流石!という感じでした。
しかも、ワームの着水音を気にしてスキッピングさせて入れていきます。
なるほどと思っていると数投でまたまたヒット!
慎重にやりとりをして、上がってきたのは42〜3cmのナイスバス。
やっと、紙面を飾れる位のサイズで「ホッ」。
最後に、フロッグで反応のよかった池へ移動しましたが先行者が3人もいてあえなく終了!
何よりも菊元プロのすごさは、スタミナと集中力!
その日名古屋は37度のカンカン照りでしたが、ほとんど休憩もせずに
ひたすらラバージグをうっている姿を見ていると「本当の釣りバカだなぁ...」と
自分を棚上げし崇拝の念すら感じました!
しかし、そのくらいの根性がないと価値ある1本は獲れないのです!
菊元プロご本人は私たちに気を使ってくれてすごくすごくいい人でした。
今年も野池のオカッパリ兆候は厳しい時期を迎えましたが
暑さにめげずにどんどん釣りに行ってバス達にに逢いましょう!!
しかし、長時間の炎天下は避けて、水分を十分に取り、熱射病・熱中症には
くれぐれも気をつけて下さいね。

長い文章お付き合いいただきありがとうございます♪
それでは、また是非覗いて下さい〜(^^)/~~~     



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